こんにちは、ユーエイエムの後藤です。

 

今回は

「吉野家さん、約4年ぶりに豚丼復活!」

について書きますね。

 

 

毎度のことですが、

お肉屋さんの立場からこの話題を

切ってみたいとおもいます。

 

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吉野家さんが牛丼以外のメニューを

やり始めたきっかけについて

あなたは覚えてますでしょうか?

 

 

事の発端は「BSE」からです。

 

 

 

BSEとは牛の脳がスポンジ状に

なって立つこともできなくなって

死んでしまう、未だに原因不明

病気です。

 

 

ヒトに感染するかどうかも

未だ完全には分かっていません、

 

 

当時、アメリカでBSEに感染した

牛が見つかり日本ではアメリカからの

牛肉は輸入停止となりました。

 

 

吉野家さんは素材にこだわりがあり、

牛丼にはアメリカ産のバラ肉を

使用していました。

 

 

他の牛丼チェーンは

オーストラリア産の牛肉に

切り替えて対応しましたが、

 

吉野家さんは産地をこだわり抜き

アメリカ産牛肉を使い続けました。

 

とうとう、

アメリカ産の肉原料が底をついた時に

開発されたのがこの「豚丼」です。

 

 

当時、豚丼をはじめ、牛丼の代わりに

カレーなども一部提供していました。

 

 

アメリカ産牛肉の輸入緩和が進んで、

牛丼の再開が行われた後も

あの当時の豚丼を復活させて!」

と望む声が続き、

今回の復活となりました。

 

 

色々な考えがあるとおもいますが、

主力製品が出せない業績悪化の中で

妥協せず、自社の牛丼の味を守った

 

お客様の期待を裏切らなかった

経営姿勢には頭が下がります。

 

 

しかし、

経営は続けていかなければならない。

 

そのことによって生まれたのが

この「豚丼」だと思うと感謝して

頂かなければならいですね。

 

 

最後にプチ情報を1つ

 

そんなBSEでアメリカ産牛肉が

輸入停止の期間も牛丼を出し続けた

吉野家さんの店舗があったのは

あなたはご存知ですか?

 

実は、今は無き「築地1号店」と

競馬場内や競艇場内の店舗さんは

牛丼を出し続けました。

 

 

なぜ牛丼を当時でも

継続して提供できたのでしょうか?

 

 

答えは

 

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国産牛肉を使用していた

からです。

 

 

今思えば、当時の築地の1号店に

行って国産牛使用の吉野家の牛丼を

食べておけばと後悔しています。

 

 

お肉屋さんとしては、

今後、国産牛丼のメニューが

登場することを期待しています。

 

 

 

最後まで読んで頂き

ありがとうございました。